2021年府中市美術館動物の絵

府中市美術館で動物の絵を見てきた。

公式:http://fam-exhibition.com/doubutsu/

アクセス

府中は仕事で通ったところだから、馴染みがある。北府中駅からは徒歩で30分程度で、ちょっとした散歩モード。

美術館はでかい広場の隅にちょこんとあるような配置。お昼に到着した。

館内

開館20周年らしいけれど綺麗な建物。荷物をコインロッカーに預けたり、お手洗いに行ったりしたら、音声案内(300円)を借りて go in.

動物の絵

本編だけれど、非常に見ごたえのある展示だった。

日本と西洋の対比

サブタイトルに『日本とヨーロッパ』とあるように、日本と西洋間の動物画の違いが分かるように比べて展示されていた。興味深い差で面白かった。

説明文章

大体絵画の横にはどういう絵なのか分かるよう説明文章が添えられているもの。

府中市美術館の説明文章はとりわけ詳しい&表現力が高いと感じた。ついつい見つけたものは全部読んでしまった。

展示数

絵画の数も多く見ごたえがあった。1時間半~2時間程度で終わる想定が、3時間くらいみていた気がする。

お気に入り

ちなみに一番気に入った絵は伊藤若冲の蝦蟇河豚相撲図

蛙と河豚が相撲をしている絵だけれども、河豚には相撲を取る足がないため『何故相撲?』と不思議に思う。

帰りは売店に寄ったがこの絵のはがきはなかった。このグッズがあればもっと良いんだけどなあ。

思い出した絵

途中『日本では昔動物の肉を食べるのは禁止されていたけれど動物同士で生き残るために捕食しているありのままの姿を絵に表していた』みたいなテーマの展示があった。

その中で猿と蜘蛛?(うろ覚え)の絵があって思い出した絵がある。

前に東京国立博物館に来ていた故宮博物館の『蛛網檎猿図冊』だ。

南宋13世紀に『猿・蜘蛛・蜘蛛の巣にかかった獲物』の3点が描かれた絵で、猿が蜘蛛の巣を壊せば獲物は逃げられるけれど蜘蛛は生きられないという深い絵だった。多分、蛛網檎猿図冊が先で日本のが後なのかな。

古い中国の絵も素晴らしかったから、そういうのも一緒に見れるともっと面白いだろうな。

帰り道

府中市美術館にはバス停情報も完備されているから、帰り道に困っても安心だ。

近くのバス停から府中駅まで移動し、夕食を摂ってから、徒歩で大國魂神社を経由して府中本町駅→電車帰宅。無事に一日が終わった。

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